W251(R350)雨漏れによる浸水

粛々と手作り作業 進行中!W251(R350)走行距離数 56019km キーレス機能が効かない&バッテリー警告灯が点灯するとのことでご入庫されましたが・・・お問合せ当初から少々嫌な予感がしていたのですが、予感的中!トランクスペアータイヤ部分に、雨漏れによる浸水で水たまりができていました!ここにはキーレスのユニットが取り付けられていて、水没していました。まずは雨漏れの原因から探り当てなくてはならないのですが、ある程度内張を取り外してシャワーテストをします。ハイマウントランプから結構な勢いで水が入ってるのを発見!表面は特に損傷はないのですが、取り外してみると内側のプラスチックが劣化によりヒビ割れを起こし、2重構造の接着部に隙間が出来てしまっていました。他にも雨漏れの原因はありそうですが、とりあえず8割は止められたと思うので、他は工賃の問題もあるので様子をみようと思います。さあ!ここから初めて修理にとりかかるのですが、問題続出・・
①キーレスのユニットは本国発注、配線とカプラーが本国に在庫無し
②雨漏れ原因のハイマウントストップランプ本国に在庫無し
生産終了ではないが本国在庫無しというは全世界からの発注個数がある程度まで溜まらないと生産してくれないので、1ケ月後か1年後か判らないという生殺しの状態です。10年しか経っていないのに、もう部品在庫欠品とは・・・救いだったのは、水没で再生不可のキーレスのユニットが本国ドイツに、6個あったとの事でしたが、世界で6個は、少ない!?と思う・・・ハイマウントストップランプは、中古のウインカーランプのプラスチックを溶かして、ヒビ割れ部分を溶着して補修しました。配線は、中古のカプラーを探し、配線は手作りしかないな~という決意を固め、配線を一本づつ紡いでいきます。一本のターミナルに約10分かかるとして、×約30本!これは泣けてくる。地道な作業ですが、このコロナ騒動の中、時間差出勤なので逆に一人静かに配線紡ぎが出来て、いいかもしれません。最後に、普通は車検時にスペアータイヤのエアー圧の確認をするので、こんな状態であれば発見出来たはずです。今までそれがなされていない為に、この水没が発見されなかったことが非常に残念でなりません。