修理リクエスト『ハンドルがとられる』の際の注意点

W126(300SE)が車検でご入庫されました。フロント足回りのブッシュの摩耗でバランスがとれず、タイヤの内べりがかなり進んでいました。よく『ハンドルがとられる』と修理リクエストされます。まずはタイヤに偏摩耗が無いか? 次にロアアームブッシュ等の構成部品に破損が無いか?最後にアライメントがとれているか? を調べていきます。普通オーナー様は内べりにはなかなか気付かないと思いますので、私達のような工場が点検時とくに注意して診る箇所です。この偏摩耗がお車のフロントアクスル系のトラブルの点検要素になります。ただ、最近の安いだけのクオリティの低いタイヤもこんな感じで一気に偏摩耗するのをよく見ますので、購入の際にはお気をつけください。またタイヤ購入の際は、購入店と取付店は必ず同じお店でというのが鉄則です。タイヤは、タイヤ専門の量販店で買って取り付けてもらうのが一番かと思います。